自由葬(無宗教葬)とは?
自由葬(無宗教葬)とは、宗教などの形式に、こだわらない葬儀のことをいいます。
これまでの日本では、宗教に基づいた葬儀の進行が多かったのが事実です。
が、故人が宗教を好まなかった・・お経はさびしい・・・らしくない・・他の人と同じ葬儀じゃ・・等の理由から宗教葬離れをしていることからも、今後は無宗教自由葬がどんどん増えてまいります。
人の数だけご葬儀のやり方がある・・・個性に準じたその人らしい送り方。
これからはそんな考え方の自由葬が増えてまいります。
また、当社の得意分野でもあります。
音楽葬
無宗教葬の場合は、故人にゆかりのある音楽が流され、焼香の代わりに花が捧げられる(献花)形式が多く見られます。また、祭壇を飾るか?どう飾るのか?かも自由になります。(もっとも宗教葬でも祭壇の飾り方はずいぶん変わりましたが)
形式を持つ仏式では、読経や焼香、戒名【かいみょう:亡くなった人は仏の弟子になり仏名を授かります】を授かる、引導【いんどう:正しい道に導く法語】を渡すなどの葬儀作法が行われます。また、キリスト式では、賛美歌や牧師による説教、聖書が読まれ、お祈りがあります。
一般的な自由葬の流れ
1. 前奏(静かな音楽を流す)
2. 開式 黙祷
3. 思い出(故人の生涯を、ビデオ、ナレーションなどでたどる)
4. お別れの言葉(弔辞)
5. 献曲(故人が好きだった曲を流す)
6. 献花
7. 遺族代表のあいさつ
8. 閉式
9. 後奏 お別れの儀
10. 出棺
「自由葬」ですので、決まった形式はありません。大切なことは、故人を思い、故人のための葬儀を行ってあげることではないでしょうか。
心からお送りする演出いろいろ・・・
大切な人の写真を飾ったり・・・
思い出をスクリーンに流したり・・・
受付には、故人の生前にお元気だった頃の写真を飾り、また映像としてビデオや写真を編集したものを流しすこともできます。ご会葬者の皆さまと、故人の思い出を大切に語っていただけたらと思います。
故人と対面して、
最後のお別れがゆっくり、 きちんとできます。
メッセージカードを添えて・・・
たくさんの素晴らしい時を共に過ごした故人に、伝えたかったあの一言・・お礼を言いたかったこと・・それぞれの想いを振り返りながらメッセージカードに残し、故人の棺に一緒に添えることができます。こちらのメッセージカードは、受付を終えられた会葬者の皆さまに、一言したためていただくことができます。
お棺に寄せ書きはいかがですか?
お別れのお花を入れてあげる・・・
ふたが閉じられる・・・
そして皆様の最後のはなむけの言葉をお棺にしたためる・・
ご葬儀に特別な決まりなどありません。
故人にとって最もふさわしい最後を飾ってあげたい
自由な発想で故人様を送って差し上げましょう
その他、故人や喪家の皆様のご要望に添った形のお葬儀を執り行うことができます。
ご相談やご質問など、当社にて承ります。
自由葬がもつ問題点
自由葬ではお経を読まれないため、火葬場で荼毘【だび:火葬でお骨にすること】にされるときも、お経は読まれません。納骨をする際にも、仏式ではお経を読みますが、自由葬の場合はお経を読み上げたりすることは特にありません。このようにお寺にお世話になることがない自由葬では、お布施やお車代などが発生することがないので、その分料金を抑えて葬儀を行うことができます。
しかし、葬儀を終えた後、亡くなった方に対してどう対処してよいか迷うこともあります。仏式なら仏壇に向かって供養し、四十九日や法要、新盆などの形式が定まっていますが、自由葬では決まりごとがないため、どうしたらよいかわからなくなってしまうことがしばしば問題になっています。葬式が単なるお別れの場になり、気持ちの深いところで、大切な方の死の事実に立ち向かうところがなく、故人に対する心の区切りが不十分になることがあるのです。
場合によっては、葬式は自由葬で行ったが、葬儀後の供養を考えて寺院へお願いして戒名をつけてもらったり、法要を行い故人を敬う形式をとられる方もいらっしゃいます。どちらにしても自由葬ですので、法要をしてはいけないということはありません。
また、喪家(そうけ)様が自由葬を希望されていても、親族関係のつながりが深い場合ご親族にとっても自由葬でよいのか、再度確認をとられた方がよいでしょう。
最後に・・・
葬儀に対する思いは、それぞれ皆様異なります。
また、年齢や家族事情により葬儀の内容や役所手続きなどが多少異なってきます。葬儀とは複雑なことが多く、またそれを誰かに相談する機会も少なくおもわれがちですが、当社では「あわてることはありません」と皆様にお話いたします。まずは様々なご希望を、全て私どもにお伝え下さい。もちろんこちらからも取材させていただきますが・・・。
私たちは、お客様のご希望は絶対視いたします。
「葬儀だから○○は無理よね」
決してこれだけは思わないで下さい。必ず何とかいたします(火葬にしたくない・・なんていうのは勘弁してくださいね)